言葉の引き金

好きな音楽やアイドルについて。

破壊による再生

無限なはずだ。このスペースの上は。見えないものが見えるのは俳優と観客の力で、演劇の力

 

 

舞台「機動戦士ガンダム00 破壊による再生 Re:Build」通称ダブステを見てきました、というお話。

原作のファンの方がブログを書いていらっしゃるのを拝見して、演出家のおたくの目線で、「ダブステ」のことを少し話してみたくなったのでこっそりと。

松崎史也のファンで考察厨で心が永遠の14歳な人が書いた文章です。

ネタバレもすると思うのでその辺りはご了承下さい。

 

 

 

まずはじめに。

そもそも「ガンダム」が舞台化するなんて思わなかった。

ましてやその演出をいわゆる「推し」が、やるだなんてもっと思わなかった。

松崎さんの新しい作品が見られること、新境地になるであろうことが分かって死ぬほどワクワクしたと同時に、原作ファンの方がどう思うのか、受け入れられるのか、てかそもそも「ガンダム」ってどう舞台で表現するんだろうか、今まで舞台化されてきた作品とはファン層が違う部分も多そうだけどどうなんだろうって色んなことが不安だったのも事実で。

でも、公式のHPに上がった松崎さんのコメントを拝見したら、いつも通りとてつもなく真摯で。

まあおたくは黙ってワクワクだけ持って待つか!推しの新境地!楽しみ!というスタンスで本番までの時間をすごしてました。(その間ハムレットSCも鉄コン筋クリートもエーステもあったからそれどころじゃなかったとも言うけど。)

 

初日の数日前にラッセ役の澤田拓郎さんが

「演劇を愛する全ての人に見てほしい」

と仰ってて。

アニメを具現化するだけじゃなくて、ちゃんと「演劇」として作っているんだろうなって伺えてまた観劇が楽しみになりました。

 

 

そして迎えた2/15の初日。

とてつもなく明け透けに正直に言うと、この日の観劇終わりのわたしはただただ「無」でした。

原作は松崎さんが脚本演出に決まってから全て履修してなんならアニメ2周するくらいにハマって見てたから、ストーリに置いてかれた訳でもなかった。

仕事終わりでむかったのもあって自分のメンタルが観劇に100でむかえてなかったのはあると思う。

でもとりあえず「無」だった。

今ではこの日の状況を「ガンダムに負けた」って言ってます。

テンポやストーリー展開が早いのもあるけど、舞台上にある情報量がとにかく多い。

「一言でも聞き漏らしたら死ぬ」って感じだった。(これは松崎さんの他の作品でもたまに、というか割と起こる)

座ってたのが前列サイドでたまに見切れたり、外見の演出がアホみたいに好みすぎてそっちに気を取られた隙に情報がなだれ込んできて思考停止した感はある。初日のわたしは多分ELSに脳量子波干渉されてるようなもんだった。完全にキャパオーバー。これは私の頭の容量が少ないのが悪い。

 

初日をそんな感じで迎えてしまったので、とりあえず翌日からの観劇が割と憂鬱で。「やべえ、通えねえ。」ってなってた。

けど、翌日からなぜか見える景色が変わりまして。

とてつもなく「演劇」をしてるな、って思ったのです。

そこからはただ純粋に単純に楽しく観劇できて。

「いやガンダム00って最高に面白い作品だな!?」ってなったし、舞台のストーリーもスッと入ってきた。

 

それに加えて情報量が多いからこそあーでもないこーでもないあれは、あの表現は、って根掘り葉掘りできてきてちょー楽しかった。考察厨万歳。

前置きが長くなってしまいましたが、以下そんな状態の考察厨が勝手に決めつけて考察したり好きだったところを羅列していくような文章です。

 

 

 

パンフレットの演出家挨拶に書いてあるけど、まず大前提として

ガンダムを描くにあたって演劇は最適解ではない」

ってことがダブステの根底にあると思ってる。

「じゃあ、演劇でガンダムをやる意味とは?」

という部分を、とことん突き詰めて挑んでるように私は感じました。

だからこそのモビルスーツ戦の演出なんだと思っています。

もちろん選択肢として、コックピットのセットは用意して、アニメのモビルスーツ戦の映像を流す、新規映像を流す、とにかく視覚として実際の機体の詳細な映像や画像を出すって手もあったと思う。

でもそれじゃあ、どうあがいても、どれだけクオリティを上げても、アニメの劣化版にしかなり得ないんじゃないかな、と。

だってガンダムを描くにあたってアニメが最適解で、なおかつそれが原作で、しかもその原作アニメが最高で至高なんだから。

そんな完全無欠で超絶カッコいい原作アニメに対して同じ方向性での表現を目指しても、それはただの【アニメにできる限り近づけた演劇に似たなにか】にしかならない。

それじゃあ「演劇作品として今ガンダムをやる意味」はない。っていうのが、共通認識としてあったんじゃないかな、って勝手に感じています。

 

それじゃあ、それが分かった上でどう「演劇作品」にするのか。対アニメに関しての演劇という表現方法のアドバンテージとは何か。

これが冒頭に載せた松崎さんの挨拶にもある

「演劇の力」なんだと思ってる。

 

私が考えるアニメや小説の特徴として

「その世界は、物語の中で起こる事象のみで完結する」

という点があると思っています。

その物語から視聴者に何を感じて欲しいか、視聴者はなにを思うのか、ということはもちろん考えられて作っていて、作品の中に内包されていても、「物語を進める」という観点においては、視聴者の存在は想定されずに世界が成り立つ。視聴者は世界を見守る傍観者。

演劇ももちろん、ある一点ではそう。そうなんだけど。少なくとも松崎さんの作る「演劇」は、松崎さんの言葉を借りて表現すると

「演劇を演劇たらしめる最低限の要素は俳優と観客」

で。つまりそれはそもそも演劇は観客がいなければ存在し得ない、物語が生まれないということで。

物語を進める上で、演劇が演劇である上で。そこに俳優がいて、観客がいて、俳優も観客も生きていて、ここまで生きてきた人生があって、舞台に立って、客席に座って、感情を動かして、動かされる。

俳優の「演技」と、観客の「想像力」が合わさって、初めて「物語」が紡がれる。

この考えを大切にして作られているように感じました。

その想像力をできる限り最大限に引き出す演出がなされていたのがモビルスーツ戦だと思っています。

想像力ゼロにしたらさ、あんなの櫓の上に乗った椅子がただ動いてるだけなんだよね。

でもそこに俳優の演技と、アンサンブルが、人が動かすからこそ生まれる動きと、観客の想像力が合わさることで、不思議とガンダムが見えてくる。ような気がする。

そのうちのどれか一つが欠けても見えてこない。物語が進まない。

演劇の「面白さ」が詰まった表現方法だと思ってる。

見えてこなかった人は想像力が足りないとかそんな話じゃなくて。そこは松崎演出との相性というか。対その人において松崎さんが俳優の演技と観客の想像力を「過信」してしまって、ガンダムを描けなかったから生まれてしまう悲しい結末だと思ってます。それは観客全ての人に対応できない演出家が悪い。

でも、「ガンダムに演劇という力で武力介入する」って、こういうことだよな、って思います。

「演劇の力」をフルスロットルで駆使して殴ってくる。ボッコボコにしてくる。そうでもしなきゃ「演劇」でガンダムなんて描けない。

そんな覚悟が伝わってくるような演出だなって思います。

それに加えて、役者が実際に殺陣をすることで、「ガンダムも根底は人対人の戦いだからこそここまで胸が熱くなる」ってことが表現されていたように思います。

 

あともう一つ、「観客の存在」が大前提として物語が進んでるのかもしれないと思ったのが、沙慈・クロスロードルイス・ハレヴィが舞台の上にいないこと。

全キャストが発表された時点で沙慈とルイス(とマリナ姫)がいないことに割と騒ついてた気がするんですが、ファーストシーズンにおける沙慈とルイスが担っていた「一般人の目線」は、観客に委ねられたのかな、と感じています。

ルイスがいないのにネーナの結婚式場を爆撃するシーンが残ったのは、物語の上でソレスタルビーイングがトリニティと対立していく構図を描くためにも必要だったけど、あそこでネーナが「なんかむかつく!」「死んじゃえばいいよ!」ってセリフを【観客】にむかって投げつけて、客席後方まで爆撃されているかのように音と照明で表現するのは、【観客】こそが【一般人】だからかな、って。

少なくとも私はあのシーンでネーナに死ぬほど嫌悪感を覚えたし、「お前が消えてまええええええ!!!」ってなってて。舞台上に冷えた目線投げつけてて。そんな自分の気持ちに気付いた時「この気持ちを何億倍にもしたらあの時のルイスなのかな」って思った。

ロックオンの最期、「よお、お前ら」って、セリフが客席に投げかけられるのも同じ理由かな。

観客こそが、一般人。ファーストシーズンの沙慈とルイスが担ってくれてた「戦渦と関係のない一般人」としての役は【観客】に任せられると思って潔く削ったのかな、と思ってます。(もちろん尺の都合もあると思う)

 

そしてもちろんそんな構造だと感じない人もいると思う。そしてそれも想定されてるのかな、って思います。「戦争」が、「ソレスタルビーイングの武力介入」が、確かに同じ世界で起こってるのに、そんな実感が全くなかったファーストシーズン初期の沙慈とルイスがそうだったように。そんな観客がいることも含めての表現なのかな、って、勝手に思っています。

 

 

モビルスーツ戦は形としてガンダムを描くために観客の想像力を信じて。

沙慈とルイスが担っていた「一般人の目線」は観客に置き換えて。

どちらも「演劇の最小単位は俳優と観客」って考えの下に成り立っている演出なんだと思う。

 

 

いやこんなの一回じゃ気づかねえよ。一度の観劇で受け止めきれないほどの情報量を詰め込むなよ。キャラ解釈が違う。分かる。全部分かる。私は松崎史也のファンだけど東京公演が終わった今でも「いやリヒティ唐突に死んだ!解せぬ!」ってなってる。「ロックオンの最期もうちょい丁寧に扱ってよ!」ってなってる。分かる。全部分かる。その通りである。

 

でもやっぱりそれでもこの人の作る作品は、演劇に真摯で、観客の想像力を見くびらずにまっすぐに信じて、原作の「根底」にあるものと丁寧に真面目に向き合って描いているのが分かるから。「演劇っておもしろいな」って思うと共に、「このお話面白いな」って私は思うから。

だから、ダブステが、松崎史也の作る作品が好きです。

 

 

 

 

 

なんか書いてたらダブステの感想というより松崎作品の好きなところや解釈の話になってきた気がしないでもない。まあいっか。

 

 

「演劇としてのガンダム」に、真正面から向き合ってくれたおかげで、大好きな「演劇作品」としてダブステを愛せていることがとても心地よいです。

 

大阪公演もケガなく最後まで駆け抜けますように。

 

また、1人でもたくさんの人の心に素敵な観劇体験として残りますように。

 

 

 

 

 

安心して行っておいで

僕も負けないように

振り向かず歩いて行こう

(同じ空の下で/Sound Schedule

 

ずっとずっと、笑顔で暮らしてくれますように。

たくさんくれた幸せの数だけ、朝日自身も幸せに過ごしてくれますように。

やりきったって思ってくれていますように。

健やかに、愛情に溢れた人生を送れますように。

「楽しかった」って思える人生でありますように。

 

 

大好きでした。

最高の自担でした。

そしてきっと最後の自担。

ありがとう、梶山朝日くん。

いつまでもいつまでも大好きだよ。

 

 

涙を拭いて 顔を上げた時

世界は君に恋をする

(そして世界は君に恋をする/大石昌良

 

 

これはさよならの文章なんかじゃないです。

まだあの子の籍はあの事務所にあるから。

これは私から見えた9月30日のこと。

 

 

いつでもキラキラの笑顔で、どんな瞬間も見られている意識があって。どんな時も全力で手を抜かずに「梶山朝日」を演じてくれる。ファンの思う「梶山朝日」でいてくれる。可愛い顔もかっこいい顔も変幻自在で。たとえどんなにMCでいじられてても自分のファンにはしっかりとこっちが求めてるアイドルとしての顔を見せてくれる。視野が広くていつも客席からの見え方を気にしてくれる。ありがとうだけじゃなくてごめんねも言える気遣いの人。余計なことは言葉にしなくて、でもこっちが楽しく応援する上で大切なことは話してくれる。そんな私から見える「梶山朝日」が大好きだった。

梶山担の中でもそれぞれが持ってる「梶山朝日像」は少しずつ違っていて。ある人は可愛いって言ってたり、ある人はかっこいいって言ったり。面白いって人もいればスカしてるって感じる人もいる。そのどれもが全部正解で。全部梶山朝日で。まるで万華鏡みたいだなあってずっと思ってた。

でもみんなきっと共通してるのは「ステージで踊る朝日が好き」ってことだったと思う。

 

 

 

 

ジャニーズYOU&MEアイランド千秋楽。

一幕はいつもよりも格段に笑顔が輝いてて。あー、この子がステージで見せる表情が何よりも好きだな、ステージで朝日がキラキラ踊るだけで最高のエンターテイメントだなって、改めて思った。この日も変わらずに、というよりもなんならいつもより良い表情で踊っていて。ここ数週間騒がれてたいろんな不穏な話は全部嘘だったんじゃないの?こんな顔で踊る子がステージを降りるわけないでしょ、って思い込めるくらいには最高に大好きないつもの朝日だった。

でも、一幕の最後、しめの手をなんとも言えない表情でぎゅっと掴む朝日を見た瞬間、その考えを改めざるを得なかった。そんな表情、知らない。ねえ、知らないってば。初めてだった。初めて私の中の「梶山朝日」から少しだけ逸脱する表情だった。いつも新しい姿を見せてくれる人だったけど、その朝日、わたし、知らない。

 

二幕に入ってもそんな小さな違和感は続いて。タイタニックのシーン。美勇人くんが握手する手をなかなか離してくれなかったとき、花が咲いたみたいに朝日が笑って。そんな表情をするシーンじゃないはずなのにすごく嬉しそうに笑ってて。朝日の笑顔を見てるはずなのに、なぜか急激に切なくなって涙が止まらなかった。あの瞬間あの船の上に立ってたのは船長と貴族じゃなかった。森田美勇人と梶山朝日だった。それはダメなことかもしれないんだけど。でも、私盲目だからさ。それが『綺麗だな』って思っちゃって。その2人の儚さがあのシーンにはマッチしてるな、とすら思ってた。

そんな2人の姿をぼーっと見ながら、そういえば美勇人くんはいつも朝日のことを褒めてくれてたなあって、頑張り屋さんって言ってくれてたなあって思い出した。

「カジは俺の中でセンター」って言ってくれたのも美勇人くんだった。今回の公演のパンフレットで朝日は「帝国劇場の0番に立ちたい」って言ってて。ファンにとってはいつでもどんな時でも朝日はセンターだったけど、あの瞬間は美勇人くんにとっても朝日がセンターになれていたのかな、って、そんなどうしようもないことを考えてた。

 

終盤、最後の喧嘩のシーン。唇をギュって噛んでいて。それは憤怒の表情というよりも、どちらかというと涙を必死で堪えている表情に見えた。

ねえ、だから、知らないってば。そんな朝日、私、知らない。どんな時も見られてる意識を絶対に持ってる子だと思ってたのに、その瞬間だけは千切れそうな感情を必死に繋ぎとめてるように見えて。そんな顔しないでよ、って心の中でずっとずっと思ってた。お願いだから笑ってよ、って。笑うシーンじゃないのにね。

 

いつも以上にがっしがしに踊るIt's BADが、今の朝日の全てなんだろうなって思った。私が好きになった頃の「これが梶山朝日!」って踊り方は最近しなくなっていて。ユニットとして揃えることに特化していて。でもあのIt's BADは、そのどちらでもなかったように思う。感情が爆発するって、こういう姿を言うんだろうな。こんなときになっても新しい姿を見せてくれる朝日がやっぱりたまらなく好きだなって思った。

 

私、白のキラキラした衣装を着て大階段で踊る朝日が大好きで。ニコニコしたりぎらっと前を見据えたり誇らしそうな顔をしたり。いろんな顔をしながら大階段で踊る姿が大好きだった。『ジャニーズ』っていう最高のエンターテイメントを作り得る空間に身を置いてるんだなあって、一番実感できる瞬間だった。

いつもみたいに顕嵐と視線を合わせて楽しそうに笑ったり、目をキラキラさせたり。口をむってしながら踊ったりしてて。でもこの日決定的にいつもと違ったことがあって。

朝日、泣いてたんだ。ひっそりとかじゃなくて誰にでもわかるくらいに。腕で涙をばっしばっし拭うくらいに泣いてて。

でも、泣いてんのに、すっごいいい顔してんの。キラキラの目をして、誇らしそうに、いつも以上にいつもの梶山朝日でそこにいるの。

でも、朝日に泣かれたら、こっちはどうしたらいいの。

泣いてんのにそんなに誇らしそうな顔されたら、こっちはどうしたらいいの。

って、思ってしまったのも事実で。

そんな気持ちを代弁してくれるみたいに、うみが朝日の肩をばっしばっしに叩いてて。それはもうばっしばっしに、ほぼほぼ無表情に叩いてて。そのうみに『またこいつは…』ってちょっと照れたようなそれでいてまた泣きそうな顔をしてる朝日が、すごくいつものかじんちゅだった。かじんちゅの関係性が大好きだったんだけど、この瞬間が今まで見てきたかじんちゅの中で一番すきな瞬間だったかもしれない。

いつだか朝日がうみに対して『大好きな時と大嫌いな時がある』って言ってたけど、このときはどっちだったかな。どっちもだったのかな。どっちもだといいな。

 

 

 

最後の最後、幕が降りる瞬間、みんなが手を振ったりする中、朝日は片手を上に突き上げてポーズを取っていて。あー、この子は幕が降りるその瞬間までちゃんと『梶山朝日』を演じてくれたんだなあって思った。そんなのめちゃくちゃ好きに決まってる。今でもあの姿はずっと頭に残ってる。

いつもその日の朝日が今までで一番好きだなあって思いながら見てきたけど、この四年弱で見てきた姿の中で、あの瞬間が一番好きだった。紛れもなく一番大好きだった。最後の最後まで、ずっとブレずに今この瞬間の朝日が一番好きだなって思った。やっぱり、自慢の担当だなって思った。

 

 

  

 

今まで朝日がステージに立ってる時間で嫌な気持ちになったことなんて1秒もなかった。いつでもどんなときでも全力で、目の前のお客さんを楽しませていて。気遣いを忘れなくて、私から見える範囲ではファンを大切にしてくれてるように感じられた。朝日がいつも新しい姿を見せてくれるから、私ももう少し頑張ってみようって思えた。朝日を好きになって、トラジャ担と知り合って、現場とか関係なく仲良くしてくれる子たちにも出会えた。どれだけ仕事がしんどくて目の前の目標に押しつぶされそうでも、朝日の話をしてるときだけは絶対に自分の目がキラキラしてる自覚があった。

朝日がいたからできたこと、がんばれたこと、出会えた人、見られた景色、感じられた気持ち、数え切れないほどあるんだよ。

私にとって、梶山朝日って、ただのアイドルだけど、それ以上の人だったんだ。尊敬できる自慢の自担。多分もう今後一生私にとって朝日以上の子なんて現れないんだろうな、って、今はそれだけがなんとなく分かってる。梶山担を名乗れた数年間、本当に本当に本当に楽しかった。大多数の梶山担が同じ気持ちなんじゃないかな、と勝手に思ってる。

 

 

 

だから、お願いだから、この文章を読んでくれた人だけでいいから。

 

梶山担のこと『かわいそう』だなんて、思わないで。

 

 朝日に見せてもらった景色を、『かわいそう』で塗り替えないで。

 

 

朝日を通して見る世界は、いつだってキラキラ輝いてたよ。出会えてよかったって、心から思ってる。たくさんの景色を見せてくれてありがとう。ありがとうなんて言葉じゃ足りないけど、それしか言葉がないから。

本当にありがとうね。

 

 

君以外 誰がいるのです

君だけに そよぐ物語

悲しみにつまずいてもなお

君はそう 主役なのです

(そして世界は君に恋をする/大石昌良

 

 

 

私にとって梶山朝日は、最高で最強のスーパースターです。

 

 

 

 

 

こんな文章書いたけど、しれっと戻ってきてもいいからね!多分めっちゃ怒るけど!(笑)

ほんとにほんとにほんとに 大好きだよ。

9月ライブメモ

 

9月2日(土)四星球

TREASURE05X @ラグーナビーチ

  1. Mr.COSMO
  2. お告げ
  3. クラーク博士と僕
  4. 妖怪泣き笑い

(余った時間でもう一度クラーク博士と僕)

  • テーマは海賊団。赤白ボーダーの服を着たU太とまさやんが段ボールの海賊船に乗ったモリスを担いで会場右後方から登場。
  • 康雄「去年と一昨年はELLのライブハウスの方でTREASURE出演させてもらってたんですけど!今年やっとラグーナビーチに呼んでもらえました!!ラグーナビーチに!コミックバンドが!やってきました!!」
  • 持ち時間の終わる13:07に客の携帯のアラームをセットさせる。
  • 康雄「僕たち持ち時間をしっかりと守って来年も呼ばれたいので、今日は随時時計見ながらやります!!で、来年は大きいステージ出て!再来年は大トリやります!!!」
  • 時間管理のために携帯を足元に置いておく康雄くん。→炎天下の下置いておいたせいで「高音注意」の表示が出て使い物にならなくなる。笑

 

 

 

9月9日(土) 星野源

continues@さいたまスーパーアリーナ

  1. Firecracker(martin dennyカバー、星野マリンバ)
  2. 化物
  3. 桜の森
  4. Night Troop
  5. 雨音
  6. くだらないの中に
  7. フィルム
  8. 夢の外へ
  9. 〜ミュージシャンからのお祝いメッセージ〜(バカリズムロバート秋山バナナマン
  10. 穴を掘る(センターステージ弾き語り)
  11. 透明少女(NUMBER GIRLカバー、センターステージ弾き語り)
  12. くせのうた(センターステージ弾き語り)
  13. Bridge Over Troubled Music(YMOカバー、桜田泰啓ソロ)
  14. Mad PierrotYMOカバー)
  15. 時よ
  16. ギャグ
  17. SUN
  18. Week End
  19. continues
  • EN
  1. 君は薔薇より美しい(ニセ明、センターステージ)
  2. Drinking Dance(ニセ明)
  • EN2
  1. Family Song
  2. Friend Ship

 

  • 地元での凱旋ライブ。スタジアムモードでライブをするのは初めて。
  • 星野「学生時代、部屋の片隅で誰に聞かせるわけでもなくカセットテープにひたすら曲を吹き込んでいて。カセットテープでサードアルバムまで作った男がこうやって30000人の前で出来るのは感慨深いです。」
  • 透明少女前は震災の時に北海道のホテルのエレベーターでたまたま乗り合わせた仕事終わりのデリヘル嬢の話。これだけ世間が大変な中でも仕事をしっかりと全うして颯爽と迎えの車に乗り込む姿がとてつもなくかっこよくて勇気をもらったって話。
  • ちなみに福岡では行きの空港で蕎麦を食べた時に隣に座っていた足の綺麗な外人のお姉さんの話。話しかけようか迷ったけどマネージャーと一緒にいたからやめた。新潟では幼少期に1人で新潟の親友に会いに来た時に新幹線で隣に乗っていたお姉さんの話。お菓子を取り出して「おひとついかがですか?」と気取ってお姉さんに勧めてた。名古屋は忘れた。

 

 

 

9月13日(水)星野源

perfume Fes@大阪城ホール

  1. 化物
  2. 桜の森
  3. SUN
  4. Drinking Dance
  5. Week End
  6. 時よ(perfumeダンサー)
  7. 恋(perfumeダンサー)
  8. Family Song
  • ENコラボ(ほしゆか、ながゆかとして)
  1. スウィートドーナッツ(星野アレンジ)
  2. if you wanna(星野アレンジ)

 

  • 白の首元詰まり気味のインナーに黒のラフなセットアップ(ブルゾンとワイド気味なパンツ)
  • 星野「最近、というか2年くらい前に出したyellow dancerというアルバムの一曲目、時よという曲をやります。普段はダンサーさんが付いてくれるんですけど今日はひとりでがんばります」→時よ途中からperfume登場。盛大な匂わせ。笑 イレブンプレイっぽい衣装で出て来たperfumeに対し、膝から崩れ落ちながら「かわいい…!」ただのおたく。
  • アンコールでほしゆか登場!しっかりとperfumeのみなさんにレクチャーを受け直してから「のっちです!あーちゃんです!かしゆかです!ほしゆかです!4人合わせて!perfumeです!」
  • ほしゆか「私今日これをやりにきたの!!!!!!」よかったね。笑
  • ギターを持ったながゆかも登場。スウィートドーナッツ弾きながら頭振り乱すほしゆかとながゆか「途中からヘビメタだったわ。」
  • ちょいちょい星野源に戻るほしゆか
  • ながゆかさん髪の毛の扱い下手くそ。
  • 最後はほしゆかちゃんとながゆかちゃんは手を繋いでスキップしながら仲良くはけて行きました。笑

 

 

 

9月23日(土)Sound Schedule

PLACE2017@ell.FITS ALL

  1. さらばピニャコラーダ
  2. ミラクル
  3. グッドタイムコミュニケーション
  4. 世直しブッタ
  5. 幼なじみ
  6. ヘイ!ヘイ!
  7. その愛を止めないで
  8. エイリアン
  9. ロックンロール
  10. My Sharona(The Knackカバー)
  11. 恋(星野源カバー)
  12. 境界線にて
  13. ハイライト
  14. ピーターパン・シンドローム
  15. 君という花
  16. コンパス
  17. コンタクト
  • EN
  1. 同じ空の下で
  2. アンサー

 

  • ピニャは大石くんの歌ソロから始まる。
  • 大石「みなさーん!今年もこの季節がやってまいりましたー!みんなでグッドなタイムのコミュニケーションをしていきましょー!」→グッドタイムコミュニケーション
  • 世直しブッタ終わりMC。大石「だいたいツアーの1ヶ月前になると沖くんから『セットリスト組んでみました』ってサウスケのグループラインにどーんっと送られてくるんです。それを中心に組むんですー。どう?なかなか渋くない?さっきやった世直しブッタとか2枚目のシングルのカップリングやで!古参の人は『おー』ってなるし、初めて聞いた人は『こんな曲もあるんや!?』ってあらためて発見にもなるいいセットリストだと思いますー!」
  • このベタ褒めを受けて沖くん「いいでしょお〜?この年になると褒められることってぐんっと減るじゃないですか」ここで大石がなんか茶々入れフォロー。沖「ごめん、今回そのフォローいらんかったわ。」大石「なんやねん!!ならいつもみたいに無視したらええやん!マイペースに!話せばええやん!なんでわざわざ!そんなこと言うの!このひとB型なんです!!いいですもう!続き話して!」沖「(笑)なので、自分のモチベーション上げるためにも自分で自分のこと褒めていこうと思いまして。今年のテーマは自画自賛です。」
  • 沖くんと大石くんは2人で新幹線隣に乗って名古屋に来た。沖「ずっと下世話な話してましたよね。」大石「してへんて!笑」沖「年収の話とか」大石「してたわ。お金ばっか!この年なると」
  • 沖「年に一度この機会にしかみなさんの前にお目見えしないので。人がたくさんいてわくわくします。」大石「素人さんみたいなこと言わんといて!?お金もらってるから!!」
  • なかなか喋らない洋二くん。大石「後から喋るタイプのドラマーなんですぅ〜」
  • 大石「ほんとサウスケは緊張せずにステージに立てるんです。あ!緊張感がないとかやないで!?」
  • なんかの時に洋二くんが「アリーナクラスの大石先生に比べたら僕たち事務所クラスで仕事をしている人間は声が出ないんです」って言ってて。大石が気を利かせて「そういう事言われるとここに居り辛くなるからやめてー!」って明るく言ってたけど、客としても冷めるのであれほんとやめて欲しかったです川原さん。割とブチキレる寸前でした。あとcomplete SSはあのペラの紙が単価高くなるせいで増販しづらいって内容の話も冷めるんでやめてください。ならもうあれもう訳あってレア盤なので持ってる人は大切にしてね、ってだけでいいです。(途中に愚痴って感想と同化させる作戦)
  • 大石「サウスケのライブのとき恒例なんですけどぉ〜今年も大石のスキニージーンズ、しっかりと破れておりますぅ〜。安心してください、破れてますよぉ〜。」すまん、君の膝なんて気にしたことなかった。
  • 大石「みんな待った?待ったぁ?ねえ?年に一回なんて織姫と彦星みたいですねえ〜」黙って。
  • カッコよく次の曲行こうとしたらオクトーバー踏んでてへにょんへにょんになってやり直すフロントマン大石昌良
  • 大石「毎年セットリストは沖くんが組んでくれるんですけど、そうすると次に川原くんが『何か新しいことしたい』って言うんです。セットリストの次に議題にあがるのが『何か新しいこと』で、今年はそんなわけで、カバーをやろうと思います」
  • 川原「僕らも曲を提案したんですけど、大石先生に却下されまして。なので大石先生セレクトの曲です。」沖「二、三曲提案したんですけどね」気まずそうな大石。洋二くん、言い方ってもんがあるで。(辛口)
  • 大石「だいぶ雰囲気でお送りしたのでこの中にこの曲カバーしたことある人がいないことを祈ります」
  • 大石「二曲目は去年大流行した曲です!もうめっちゃくちゃ流行ってぇ。Mステも出たりしてー。やっちゃいます」この時に『ふれんずー!』『すごーい!』って叫んだ人たちは仲良くなれないなと思いました(辛口)
  • 大石「 ほらー、去年めっちゃ流行ったでしょー?でもね、星野源さんがいち早くご自身のラジオで取り上げて紹介してくれて、そのおかげでまたバーンとジャパリパークが有名になったりして。僕なりの恩返しです。嘘!嘘やで!?」
  • 大石「今歌ってた僕のこと星野源さんと空目した人も多いんとちゃいますー?ってなんやねん!おい!そこ!その目!『は?こいつ何言ってんの?全然ちゃうし。』みたいな目すな!サウスケ好きなんやろ!?お金払ってサウスケ見に来てんのやろ!?」…ジト目してごめんまじでごめん目が合うとも拾われるとも思わなかったんだすまん。
  • 大石「音楽が伝わったなーって思う瞬間があって。泣かせようと思ってなかった曲、バラードとかじゃなくてコンパスみたいなノリのいい曲で泣いてる人を見ると『勝った!』って思う。」
  • 涙腺がパラパパパン
  • 大石「そのアーティストさんを深く愛しすぎてもう見方が彼氏彼女みたいになってる人とかもおんねん。『あーウンウンそういう感じねー』みたいな。そんな人が手を上げて楽しんだり泣いたりしてるの見つけると『よっしゃ!!』ってなる。」
  • 大石「帽子の柄もええね!霜降り柄」客席(は?霜降り柄…?)大石「なんやねん!!あたり強ない!?霜降り柄やろ!!他になんて言うねん!!ほれ!!言うてみろ!!…ほら!代替案ないんやろ!?ならこれ霜降り柄やん!なんなん!?俺にだけ当たり強ない!?」大石昌良VS客
  • 沖くんがグッズを身につけていくごとに増していく俗世み。ざわつく会場。大石「競馬場におるひとやん」沖「いや俺も思ってた。作業員じゃん」
  • 後輩バンドに「昔めっちゃサウスケ聴いてました!」って言われることが多くなった大石くん。他にも私ごとですがと前置きしつつ「僕エゴサが趣味なんですけど、ツイッターとか見てると例えばですけど『え、オーイシってサウスケの人だったん!?』ってつぶやいてる人とか見かけるんです。それで君という花のPVが貼られてたりとかして。そういうのを見ると、僕たちのやってきたことは間違ってなかったんだなって思えるんです。」
  • 僕ばっかり喋ってたからって最後に沖くんと洋二くんに話を振る。沖「名古屋は昔からやりやすい場所でした。初めて名古屋でやるとき、イベンターさんから『名古屋は大変だよ』って聞かされてて。だいぶビビりながらはじめてライブをやったんですけど、『あれ?そんなことないぞ…?』と。昔から僕たちにとってはずっとやりやすい場所でした。だからね、名古屋がツアー初日だとすごい安心するんですよ。(大石「わかるーーめっちゃわかるーーちょうわかるーーわかるーー」嬉しいけどうるさい)ホーム、というか。事実的にはホームではないんですけどアウェーではないし、さもホームかのようにできるんです。だからって他の場所がアウェーってわけじゃないですよ!?この年になると八方美人で嫌われたりもするんですけど、なんというか、とにかく名古屋がすきです。ありがとうございます。」
  • 大石「名古屋はずっと『熱しにくく冷めにくい』って聞かされてて。僕らにとっては『熱しにくい』ってことは全くなかったんです。でも『冷めにくい』は本当にその通りだな、と。だからもう7年目なのにこれだけの人が集まってくれる。ありがとうございます。では次、川原くん」
  • 川原「毎年こうやってやらせていただけるのは本当に皆さんがいるからです。現実的にお客さん2人とかじゃ興業として成立しないので。さっき大石さんが後輩バンドに『昔聴いてました』って言われるって言ってましたけど、僕は『なんでそんなにひとが集まるんですか?』ってよく聞かれるんです。それって僕たちが何か特別なことをやっているわけではなくて『皆さんがいいひとなんです』って伝えてるんですけど、本当にそうだな、と思いました。」
  • 大石「ツアー決まるといろいろやることが本当にあるんです。そんな時僕って一番最初には動けない人なんですけど、そんな中で沖くんがセットリストを組んでくれて。でね、スタジオ入るじゃないですか。僕と川原くんほんとに何も弾けないし叩けないんです。(笑)そんな中で沖くんだけはいつも完璧で。復習ちゃんとしてきてるんです。だから『沖くんごめんここコードなんやったっけ?』って聴きながらリハを進めていってて。川原くんは機材車を運転して、積み込みとかも全てやってくれて。このPLACEっていう場所作りをそれぞれがしっかりと毎年してるんです。ここは年に一度着地する場所だから。来年も再来年もこれからずっと毎年そうやって場所作りをしていきたいと思います」
  • 大石「ほんまにほんまにたのしくて!なんで解散したんやろう?って思うんです」…ごめん解散する原因になった張本人が言うな(笑)
  • 大石「解散ライブはこの下でやってて。その時は今までありがとうって気持ちと『ごめんなさい』って気持ちもたくさんあって。正直複雑で。でももう今は謝る気持ちはさらさらないから!ありがとうしかない!」これを言い切る姿が本当に嬉しくて。めっちゃ泣いた。
  • 同じ空の下での前。大石「さっき少し話に出たけどcomplete SS持ってる人?あ、ありがとう。解散前に出したアルバムなんですけど、次にやる曲はそこに新曲として収録されていた曲です。これ川原くんと僕との共作なんですけど、作ってる時は解散の話は全く出てない時で。川原くんから『別れの歌を作って欲しい。離れてからも守っていけるような力強い曲にしたい』って依頼をうけたのをすごく覚えています。」このMCが一番泣いた。
  • 最後は写真をみんなで撮って、横一列で手を繋いで客席へ礼をして終わり。2時間20分くらい。

 

 

 

と言う感じの9月のライブでした。

やっぱり秋はどうしてもサウスケの季節って感じだなあ。解散してから11年。再結成して6年。どんなときもずっとずっと大切。だいすきです。

君のダンスを

季節を越え 照らし出す

回る季節に 進む道は いらない いらない

 ダンサー 星野源

 

 

 

踊る時の首の回し方が好き

肩の入れ方が好き

上を見上げた時の身体のラインが好き

肩から腕にかけたラインが好き

不意に出る方言が好き

「母ちゃん」呼びが好き

家族想いなところが好き

鼻の右側にあるホクロが好き

二重が好き

前歯が好き

横顔が好き

顔が強いところが好き

というかもう顔が好き

自分の顔が好きなところも好き

夜行バスで岡山帰るところが好き

古着が好きで「激安王」って自ら言うところが好き

言われて嬉しい言葉は「美勇人くんよりおしゃれだね」なところが好き

「かっこいいのは分かってるからかわいいって言われたい」って言っちゃうところが好き

振付をお客さんに教える時、真似しやすいようにわざわざ客席にお尻をむけるところが好き

お題の入ったボックスが舞台の前の方にあるせいでステージ上のメンバーが見えなくなっちゃったお客さんがいて、それに気づいてちゃんとボックスを後ろに動かして「見える?」って聞けるところが好き

プレゾンでお客さんと踊る時、誘ったお客さんが照れてなかなか立ってくれなくて、ずっとにこにこ「おどろーよー!」ってしてたらやっと立ってくれて。曲が終わった後両手を合わせて「ありがとう!ごめんね?」ってした後に「どうぞ!座ってください!」までちゃんとするところが好き

メンバーへの質問をお客さんに聞きに行ったんだけど、急に振られて固まっちゃった子に対してすごく優しく「なんでもいいよー!」ってニコニコ話しかけて、なんとか質問を出してくれた後に「ありがとう」だけじゃなくて「ごめんね」まで言うところが好き

PONの放送終わり、スタッフさんに止められてるのに二回も広場に集まってるおたくの方に寄ってきちゃうところが好き

どれだけステージでいじられてる日でも自分のファンへのファンサは色気たっぷりなかっこいい面を見せてくれるところが好き

自分のファンへは少しだけ上乗せしてサービスするところが好き

約束できないことは誌面で言わないところが好き

体調不良で少しの間お仕事を休んでた年のMYOJOデータカードの一言。あんな限られた狭いスペースで「拝啓ファンの皆様、僕は元気です」って伝えてくれるところが好き

おたくが髪型でざわざわしてる時、なんでこんな髪型にしてるのかを多少トークテーマ捻じ曲げてでも伝えてくれるところが好き

どんな時も手を抜かないところが好き

どんな瞬間も見られてる意識があるところが好き

客席から見えなくなるその瞬間までずっと「アイドル 梶山朝日」でいてくれるところが好き

 

好きだよ、大好きだよ、”アイドルの梶山朝日”はこんなに素敵な子なんだっていう想いだけは忘れたくないな、と思って。

自分の気持ちの整理。

きっと ハッピーデイズ

 

君たちが KING'S TREASURE  Travis Japan単独公演。

普段どんな現場でもだいたい「楽しかったー!」「朝日くんやっぱり世界一かっこいい!」しか言わない、言えない私も、やっぱりちょっと今年の夏のことは残しておきたくて、1年ぶりにはてブロを開きました。

 

 

状況的には、去年の夏と全く一緒。

公演前からなんとなく流れる不穏な空気。

なにがどうなる、とは決して誰も口に出さないけど、どこかでいつもとは違う何かを感じていた人も少なくはなかったと思います。

そんな中で私はといえば、

「単独楽しみだなー」

「朝日ソロとかあんのかなー」

くらいのものすごくポップな気持ちでへらへらしながらEXシアターにむかっていました。

 

根が重いおたくの私がなんでそんなへらへらしていられたのか。

だってずっと私の中で「Travis Japan」は「9人」だったから。

2012年に9人で結成したけれど、2013年は宮近くんがいなくて。やっと単独曲がもらえた2014年には顕嵐がいなくて。最後の最後に揃うと思ったら顕嵐が怪我しちゃって。

そんな風になかなか9人揃わないのが常だったのに、優馬くんが少クラで交差点を披露したとき、バックが9人のTravis Japanだって分かった瞬間に割れんばかりの歓声が起こって。それを聞いて耐えきれず少しニヤニヤしちゃう朝日が好きで。

マッチさんに「僕たち9人で成功したいです!」って言い切る宮近くんが好きで。

初めての9人でのクリエのテーマが「始動」なのが最高に好きで。

顕嵐のことが大好きで讃える会作っちゃう朝日が好きで。それに対して塩対応な顕嵐も好きで。

普段おちょくったりもするのに遅刻を叱ってくれたり、かと思えば無理しがちなことにちゃんと気づいてくれる、そんな拡輝のことが大好きな朝日が好きで。

朝日を取り巻く8人が大好きで。

9人っていう人数の多さをハンデじゃなくてトラジャの良さを見せつけるチャンスに変える力強さが大好きで。

翼くんの言葉を借りるなら「9人揃わないと集まらない力がある。それが俺は好き」だった。

そして何より、グループのかっこいいロゴを考えて学校の机に落書きとして残してたのに、テスト期間になったら消さなきゃいけなかったのが寂しかったとか、自作のトラジャ曲の歌詞が「TJ family」「いないと嫌で いて当たり前で」ってフレーズから始まるくらい朝日が大切にしている9人が、朝日の初めてのちゃんとした居場所だった9人が、私も大好きだった。

だから、顕嵐も拡輝も大好きで並々ならぬ思い入れがあるけど、「8人」とか「7人」とかっていう数字には特別な感情は全くなくて。

去年の夏以降、「9人」以外はもう単純にただの記号だった。

朝日自身も例のステナビで目立った発言をしてなかったり、前に比べてグループについて触れることが減ったように感じていたことも相まって、大好きだった「Travis Japan」自体もただの記号になりかけていて。

メンバーは全員めちゃくちゃ大好きだけど「Travis Japan」に対しての思い入れは持たないように、というよりも、持てなくなっていました。

「朝日が楽しくお仕事してればそれでいいです」

としか思ってなかった。

だから正直今回観るのが怖いという感情すらなかった。

ジャニーズJr.のグループなんて流動的で。できたと思ったら消えて、消えたと思ったらできているのが常で。じゃあもう大好きだった形が一度崩れてしまったなら、グループを推すなんて今後一切御免だねー。なんて思っていて。本当に紛れもなく単独公演の幕が上がる直前まで思っていて。

 

思っていたのになあ。

 

いざ幕が上がったら、この一年間で積もり積もったそんな気持ちは全部見事に吹き飛ばされてしまいました。

オープニングでスクリーンに映し出されるメンバーがとても凛々しくて。客席に背を向けてスクリーンを見上げる7人の背中はもっともっと凛々しくて大きくて勇ましかった。

「ギンギラギンにさりげなく」は最後だけマッチさんのバックの時の振り付けで。でもあの時よりもずっとずっと頼もしくてかっこよくて。かと思えば夏の王様はどこを切り取ってもずっとキュートでずっと可愛くて年相応の可愛らしい男の子たちだった。

畳み掛けるように始まるPLAYZONEメドレーは、あの頃はまだ幼くて踊れなかった曲たちで。PLAYZONEが一度幕を下ろしてからも、他の場所でいろんな経験を積んで来た今だからこそできる世界が広がっていた。

ハリウッド以降はこれからのTravis Japanに期待せざるを得ないような流れ。曲がないなら作ればいい。どっちの曲もやりたいならリミックスすればいい。客の声が出辛いなら出しやすいようにすればいい。どこまでも前向きでどこまでも見ている側の気持ちをこじ開けてくる。

そして最後のPLAYZONEメドレー。we'll be togetherから2015年のPLAYZONEでの単独曲、「どうなってもいい」「It's BAD」

It's BAD。あの冬本番直前まで9人でずっとリハをしていた、9人では初めてのTravis Japanの単独曲。顕嵐の怪我があったからPLAYZONEでは8人で披露した曲。去年の夏やっと9人揃って踊った曲。夏が終わって8人で少クラで披露した曲。拡輝がいなくなって7人で今、踊っている曲。この一年間、何人の時もずっとずっとずっとそばにあった曲。どんな時でもどんな状況でもTravis Japanのかっこよさを最大限に引き出してくれる曲。日替わりとはいえ朝日が青山劇場で0番に立った曲。今ではフォーメーションがくるくる変わってみんながメインを張る曲。Travis Japanの、単独曲。

私は去年の夏で一度全て終わったものとして思っていたけれど、そうじゃなくて。2012年のあの日から今日までずっと地続きで繋がっているんだよ、だからこんなステージが作れるんだよ、って提示されているみたいだった。

 

それを踊りきった後に

Travis Japanラストの曲は、これだ!」

って自信満々に宮近くんが叫んで流れ出す「Guys PLAYZONEPLAYZONEの代名詞。あの人たちを育てた曲。

ジャングルジムでの立ち位置も当時とほぼ同じで。ツーオーワンファイブで時を止めていたあの曲は、ツーオーワンセブンとTravis Japanの手によって確かに時計の針を進めてた。

大好きだった、青山の夏が、出会いの夏が、Travis Japanの夏が、帰ってきた。

日に日に増す振り絞るような雄叫びとか、ギリギリの体力の中で自分以外全て敵みたいな目で食らいついてくる眼差しとか、あの時と何も変わらないのに、何もかも違っていて。EXシアターのセンターでGuys PLAYZONEを踊る朝日はあの時よりも何倍もかっこよくて力強くて。全力で「二度とない時を」生きていた。「踊り続ける Dancer」だった。

 

心無い外野の声なんてどうでもいいくらいひたすらに大切だった舞台が、今だからこそ表現できる形で提示されて。

ただのPLAYZONEの再現なんかじゃなくて、メンバーのプレゾンに対する想いと、プレゾン以外に積んできたいろんな経験や歩んできた軌跡が全部が詰まった、今だからこそできるTravis JapanのEXシアターでの単独公演として存在していた。

このメンバーにしか、とか、そんな次元じゃない。「Travis Japan」という場所で、今この瞬間命を燃やしている人たちにしか作れない作品が、あのステージにはあった。

その熱さは青山劇場で先輩ばかりの環境の中で戦う「Travis Japan」と笑っちゃうくらいなにも変わらなくて。なんなら去年の「9人」だったあの夏よりも変わることなく、ステージ上には私の大好きな「Travis Japan」が存在していました。

 

変わったことといえば、「キャラがない」「自分の顔が嫌い」って言ってた人が、自分の愛され方をしっかりと掴んでグループの売上に活かすようになっていたこと。

MCに入ってこないことなんてざらだった人が積極的にいじられに行ったり毒舌キャラを見せてみたりと発言が多くなって、それに加えてコレオグラファーとしての才能も遺憾なく発揮していたこと。

曲を作るだけじゃなくてアホみたいにかっこいいリミックスまでこなしたり、全体を見つつもお客さんに伝えるべきことは伝えるというグループの新しい最年長としての姿を見せてくれたこと。

発言はやっぱりぶっ飛んでるけど誰よりも芯が強くてひたむきな人が圧倒的な華を携えていて、1人で踊るステージが狭くさえ感じたこと。

殺人的なスケジュールの中でもTravis Japanを背負い続けてくれた人がこれ以上ない笑顔を見せて、踊り続けてくれたこと。

構成、コント、MC、センター、っていう大きな荷物を背負って先頭を突っ走ってきたちっちゃなリーダーが、走る速度を少しだけ緩めて、他の人に荷物を預けられるようになって、「ただ笑う」ことを覚えていたこと。

ここ2年くらい振られるまであまり喋らなかったり喋っても打率が悪かったのに、全体のバランスを考えながらMCをまわしたり、事故ろうがなにしようがとにかくチャンスを伺って前に出て、改善点が見つかれば次の公演には必ず対応していたこと。

 

なんだよ、なんなんだよ、もう。

「もう同じ思いはしたくない」

って、たった数ヶ月前に言ってたじゃん。

その「同じ思い」が、少なくとも9月に限っては、また目の前に迫ってるのに。

そんな中でこの人たちは、さらに自分と、グループと向き合って、今この瞬間を、目の前のステージを、そして未来をより良くしていくために前を向いていて。キラキラでギラギラで明るくて楽しくて刺激的で素敵な景色を作ってくれていた。

そんなのさ、好きでしょう。

 

 

単独の最終公演で宮近くんが声を詰まらせていたのが印象的だったけれど、朝日も泣かないように堪えてるように見えて。でも絶対に涙をこぼさない姿を見て、「泣き虫」って言われてた中学生はこんなにも頼もしくなったんだなあって思ったら逆に私が泣いてた。(笑)

でもそれは悲しい涙じゃなくて。

この一年のこととか、出会ってからのことがどばーって巡ってきて。本当にいろいろあったけど、この人たちが作る空間はいつだってあったかくて平和で刺激的で楽しかったなあ、って思い出して。いつだってアイドルの「梶山朝日」は正しくアイドルで、凛としていて、キラキラで、そんな朝日を通してみる景色はいつも輝いていて。そんな空間を作ってくれるTravis Japanが、梶山朝日がただただ愛おしかった。

 

 

 

「トラジャは好きか!?」

「”7人”全員好きか!?」

って最後の最後捌け際に叫ぶ朝日が、客席に投げ掛けてはいるけど、答えなんて分かりきってるみたいに自信満々で。誇らしそうにしていて。それと同時に「7人」ってやっと朝日自身が人数に触れたことに気持ちがぎゅってなった。でも、この人にとって今でもしっかりと「Travis Japan」は大切な居場所なんだって、勝手ながら思えて、それが嬉しくて。

机にロゴ書いたりメンバーへの愛が重いトラジャの曲を自作して雑誌で歌詞発表してたころから何も変わらずに、(本人の中では変わってるのかもしれないけれど)きっと今も「Travis Japan」が大好きなんだろうなあって思えて。

見た目がぐんぐんと大人になったり、周りから「似合わない」って言われてんのに頑として髪色変えないとかいう反抗期らしき時期を迎えてみたり、閑也に「よくわからない世界観」って言われてたダンスは周りに溶け込むようになったり、変化した部分もたくさんあるけど。でも一方でえげつない気遣いや視野の広さや自分の魅せ方を分かってるところやありがとうとごめんねができるところや前歯への並々ならぬ気遣いやにっかにかのキッラキラの笑顔や常に新しい自分を見せようとするところとか、「ブレない男」であるべき部分は何も変わってなくて。きっとこの人は今までの自分全部連れて、まとめて未来に放り投げながらこれからも突き進んでいくんだろうなって思いました。

 

 

そんなことをぐちゃぐちゃ考えてたら、勝手に背負ってた「9人」への想いがやっと消えた。 消えた、というか、変わった。

今までもこれからも、「Travis Japan」を背負う人たちが「Travis Japan」だ。

 

 

「俺たちの方がありがとうって思ってるから、みんなは『どういたしましてー!』って言って!」
なんて言っちゃうこの人たちが生み出す世界をこれからも見れるなんて、そんな未来、絶対楽しいに決まってる。

 

 

きっと ハッピーデイズ 君と見る未来は

きっと ハッピーデイズ きらめいている

もっと ハッピーデイズ この想い あふれて

もっと ハッピーデイズ 明日に続いてる

 

 

2012年、初めて9人で出たPLAYZONEで歌っていた通りだなあ。

 

きっとずっとこれからも、そのステージに立ち続けてくれる限り。

だれかが最後の1人になってもTravis Japanで居たいって想い続けてくれる限り。

きっと、毎日、きらきらで、ギラギラで、たまにこころがぎゅってなったりしながらも、きっと絶対、ハッピーデイズなんだ。

 


Travis Japanのこれからが、梶山朝日のこれからが、Travis Japanを背負ってきた全員の未来が、希望でキラキラと眩しいくらいに輝き続けますように。

 

 

幸福の引き金

 

 

 

あの時確かに、私は消えたかった。

 

 

 

 

2006年4月7日。

とある音楽と出会いました。

 

 

きっかけは「ゴーK!」というラジオ。

大好きな麒麟の大好きな「グーグーモンキーズ」というラジオが終わり、そして新しく始まったのが「ゴーK!」

 

大好きな麒麟のお話が聞きたいがばかりに、夜中にアラームをセットして。

ラジオのエリア外ながらもアンテナを持って部屋を右往左往しながら、必死に電波を拾う午前2時。

 

なぜこんなに必死だったのか。

今となっては小さく、しかし中学三年生にとっては重すぎる悩みを抱え、学校にもあまり行けなかった私には、お笑いだけが、麒麟のラジオだけが、唯一ホッとできる時間だったから。

 

 

「新しく始まるラジオには麒麟だけでなく、どうやらミュージシャンも出るらしい」

というのは前情報として知っていて。

しかし片田舎に住む中学生は、そのミュージシャンのことを何にも知らなかった。

 

 

ジングルが流れて始まるラジオ。

大好きな麒麟トーク

そこに聞こえてくる、可愛らしい女の人の声。

緊張してる雰囲気は伝わるけれど、妙に軽快な語り口の男の人の声。

話を聞いているとどうやら、その女の人は小塚舞子ちゃんといい、男の人はスムルースの徳田さんというらしい。

麒麟トークが聴きたいのになーと思いながらも、その4人のやりとりをワクワクしながら聴いていたのを覚えています。

 

 

 

天才肌の、と茶化されながら。

曲書くぞ!と思って、意気込んで書きました!と言いながら。

言葉の引き金ってなにそれかっこいいちょうだい。と川島さんにせがまれながら。

妙に軽快な語り口の男の人のやっている音楽の紹介に。

 

 

流れた曲は、

「リリックトリガー」

 

 

1音目が流れた瞬間から、動けなかった。

哀しくも暖かく響く声と音。

今まで知らなかった世界。

 

 

そして紡がれた

「幸福の克服」

という言葉。

 

 

 

「幸福の克服」?

 

「幸福」って、なりたいもので。

誰もが幸せになりたくて生きていて。

必死に探して、追い求めてるもので。

少なくとも私はそう思っていて。

だから悩んでいたし、だから動けなかった。

外の世界を見てみたらそんな悩みなんて小さいよ!とか言われながらも、当の本人はちっぽけだなんて思えなくて。

幸せになりたいとずっと思っていた。

なんで、わたしだけとずっと思っていた。

 

 

なのに、この人は、わたしが欲しくて仕方ない「幸福」を「克服」するものだと歌った。

ただただ衝撃だった。

 

なぜ、そんなことを言うのか、知りたくてたまらなかった。

なら、まずは他の曲も聞いてみよう。

そう思ってたどり着いたのが

「冬色ガール」

 

「私にとってとても不幸な

とても不幸なことなのは

昔とても幸せだった

幸せだったことでしょう」

 

ストン、と。

何かが落ちた気がした。

 

幸せだったことがあるから、不幸だと感じる。

幸せを知ることは、不幸を知ること。

逆に言えば、幸せを知らなければ、不幸を知ることはない。

だからこその、「幸福の克服」

 

小さかった世界が広がった瞬間だった。

 

 

 

 

そこからは根っからのオタク気質が再び目を覚まし、スムルースを調べ上げる日々。

 

ボーカルの人は徳田憲治。

あだ名、おっさん。

スムルースの曲はすべてこの人が書いていて、ジャケットの絵も描いている多才な人。

でもギターにはあまり詳しくない。

その代わり動物の生態にやたら詳しくて、ライブで変な動きをしているらしい。

 

ギターの人は回陽健太。

ファンの人からは王子と呼ばれているみたい。

写真を見たらなるほど納得の王子オーラ。

でも喋ると独特の世界を持っていて、回陽ワールドが炸裂することもある。

そばを食べながら俺そばアレルギーやねん。と言い放つ人。

 

ベースの人は小泉徹朗。

くちびるが特徴的な元キノコ頭の人。

こだわりがミリ単位で強い人。スムルース唯一の古着派。

絵が上手くてスムルーヌというキャラクターも描いている。

いつもにこにこくねくねとベースを弾く人。

 

ドラムの人は中嶋伸一朗。

なんか残念。なんかミラクル。

ライブですぐに椅子の上に立つ。そのせいで服が燃える。

中嶋いるところにトラブルあり。

いじられまくる人。オチ担当。

運にもメンバーにも愛されている人。

 

 

知れば知るほどメンバーが個性的で。

知れば知るほどいい曲ばかりで。

どんどん世界が広がっていった。

大好きになるのに時間は全くかからなかった。

 

 

 

受験のために一年間はライブに行けず。

晴れて高校生になった私は、

名古屋にスムルースが来るらしい!」

と聞きつけ、初めてライブハウスに足を踏み込みました。

そのイベントが、SAKAE SP-RING。

 

今ならつっこめる。

なぜ初ライブがサーキットイベントなのだ、と。

でも、結果とてもよかったのでは?と思っている。

 

スムルースの出番まで、いろんなライブハウスを歩いて回った。

初めて足を踏み入れるライブハウスは、怖くなんてまったくなくて。

みんなどこを見てもニコニコしてて、キラキラしてて。

街に音楽が流れるって、すごいことなんだなって子供ながらに思った。

 

 

そして、クラブクアトロ

初めてのスムルースのライブ。

 

それはもう、それはもう、きらきらで。

CDでしか知らなかった曲が、目の前でどんどん紡がれて産み落とされていく感覚。

ステージが、客席が、そして何よりも自分の心が、きらきらしていた。

 

 

幸せだ、と思った。

 

 

 

そこからは、もう、ライブが、音楽が、大好きになった。

スムルースだけじゃなくて、他にもたくさん素敵な音楽と出会った。

音楽がきっかけで、人とも出会った。

「学校」を飛び出して、いろんな人と出会った。

出会って、もちろん別れもあったけど、それでも今でも繋がっている人もたくさんいる。

そのあとハマることになるジャニーズだって、元をたどればスムルースを好きになったから、であって。

だからジャニーズを通じて知り合った大切な友達も、全部全部、スムルースのおかげ。

 

 

世界がね、一気に回り始めたんだ。

 

 

 

 

 

 

あの日のラジオから、10年が経った。

この10年、泣きたい時も、笑いたい時も、苦しい時も、楽しい時も、ずっとずっと、スムルースの音楽がそばにあった。

 

何度聴いたかわからない。

何度ライブに行ったかわからない。

それでも曲を聴くたびに、ライブを見るたびに、言葉に触れるたびに、新しい気持ちをもらった。

 

無理に前を向かせるでもない。

今の自分を全肯定してくれる。

「大丈夫だから」って、言ってくれる。

それが、私にとって、

どれだけ大きな支えになっていたのか、分かりますか?

 

 

 

 

あの時確かに、私は消えたかった。

 

 

でも、

「変わってもいいよ、変わらなくてもいいよ」

って、

「自分は自分を生きるようにできている」

って、言ってくれるから。

だから、わたしは、いま、消えずにここにいるよ。

 

消えたかった私が、

「生き抜きたい」

って、思うようになったよ。

 

また会えるまで、生き抜くから。

だから、また会う日まで、どうか元気で。

 

 

 

 

 

 

 

私にとっての「幸福の引き金」は、スムルースに出会ったこと。

 

つづく。